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「キャロウェイゴルフ、日本アパレル合弁会社を買収」(2019.06.04)

 キャロウェイゴルフ米国本社は6月3日、同社の日本法人子会社、キャロウェイゴルフ株式会社が、同社が長期的に提携してきたTSIグルーブ&スポーツ株式会社と同社のアパレル事業ジョイントベンチャー(合弁企業)、キャロウェイアパレル株式会社のTSIグループが持つ株式48%を買い取り100%子会社にすることを発表した。

 これにより日本国内でキャロウェイブランドのアパレル、シューズ、キャップなどをデザイン、製造、販売してきたキャロウェイアパレル株式会社は、6月1日付でキャロウェイゴルフ株式会社(日本)の100%子会社として発足した。

 キャロウェイゴルフ株式会社が取得したのは資本金の48%、20億円で、買収時の円ドル為替レート109円/ドルで換算すると約1,800万ドルに当たる。なお、この買収価格はキャロウェイゴルフ株式会社にとって2019年度の予定EBITDA(利益、税金、減価償却差引前利益)の約9倍に当たる。

 キャロウェイゴルフ米国本社CEO社長、チップ・ブリューワー氏は「当社はこの日本に於けるアパレル事業の成功を大変喜んでいる。当社としては素晴らしい提携関係をTSIグルーブ&スポーツ社と保ってきたが、この事業の全面的所有権を持つことで、この事業が当社アジアチームにアジアに於ける多ブランドソフトグッズ事業を支援の基盤及び弾力性をもたらす。この買収は、当社のブランドや地域を通したソフトグッズ事業における成長加速戦略と一致するものだ」と話している。

 この合弁事業は2016年7月1日、キャロウェイゴルフ株式会社本社(東京)が52%、TSIグルーブ&スポーツ社が48%の株式を所有することで開始されたもの。かつてTSIはライセンシーとしてキャロウェイと提携、2002年以来この事業への参入及び成長の成功に寄与してきている。

 なおキャロウェイゴルフ本社(米国)は、この買収が発表されている2019年度財務見通しには影響しないだろうと報告している。

(キャロウェイゴルフ本社リリース 6/3)

「ボーケイウェッジのバウンス多様化」(2019.06.06)

 ボーケイ SM7 Dグラインドの人気と使用選手の多さを元にして、開発者のボブ・ボーケイはDグラインドの低ロフトモデルへの拡大を試みてきた。選手用高バウンスのウェッジ、Dグラインドは、ショットメイキングの多様さを求めるため、人気のMグラインドの増大形状による高バウンスを実現してきた。

 現在、ウェブサイトVokey.comより購入できる新ウェッジワークス、54.12D及び56.12Dモデルは、セットアップの中の高めバウンスのサンドウェッジや中低バウンスのロブウェッジと競合するものだ。

 ボーケイ氏は「自分が行ってきたほとんどのフィッティングを通して、プレーヤーを二つの異なるグラインドに合わせるように努力してきた。いつもプレーヤー達がどのようにウェッジを使うかをベースにしてフィッティングをしてきたが、私の好みは明らかに高バウンスのサンドウェッジと中低バウンスのロブウェッジで、全ての異なるタイプのショットや条件の多様性に対応してきた」と説明する。「Dグラインドを54及び56度モデルに使うには、これらのサンウェッジロフトでは新しいフィッティングチャンスが生まれる」というのだ。

 タイトリスト社によれば、テストの初期段階で、54度/56度Dグラインドは、ツアーで直ぐに無くなった。タイトリストは、Dグラインドがスクエアなポジションで高い前方バウンスをもたらし、オープンポジションではその形状により多様性をもたらし、グリーン周りでサンドウェッジを使用するプレーヤーに様々ななショットとクラブフェースアングルを可能にするという。また、様々なクラブフェースポジションで鋭いアングルのアタックをするプレーヤーには、理想的だと言われている。ウェッジワークスの一部として、54.12Dと56.12Dウェッジは、10文字までの個人スタンプを12色の中から選んでストマイズも出来る。

 ボーケイ・ウェッジワークス54.12D及び56.12Dウェッジはクローム仕上げ、Vokey.comのウェッジワークス又はカスタムオーダーで購入でき、米国内価格は195ドルより(カスタムグリップ、シャフトバンド、10文字までのカスタムスタンプを含む)に設定されている。

(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 6/5)

「全米オープン賞金はインフレ」(2019.06.12)

 昨年、2018年度の全米オープン(シネコックヒルズGC)、優勝したブルックス・ケプカが獲得した優勝賞金は216万ドル(約2億3,300万ドル)で賞金総額は1,200万ドル(約12億9,600万ドル)。この金額は時代と共に劇的にエスカレートしてきている。(ドルレート108円換算)

 例えば1972年、ジャック・ニクラウスが全米オープン(ペブルビーチ)に優勝したときの賞金はたった30,000ドルで、賞金総額は195,095ドルだった。(参考:1972年ドルレートは約300円)

 その10年後、トム・ワトソンが同じペブルビーチの全米オープンに勝ったときの優勝賞金は60,000ドルで賞金総額は369,422ドル。そしてタイガー・ウッズが2000年にペブルビーチで勝ったとき賞金は80万ドルで賞金総額は450万ドル。そして前回ペブルビーチで行われた2010年全米オープン、優勝したグレーム・マクドウェルが受け取った優勝賞金は135万ドルで賞金総額は750万ドルだった。

 このように凄まじくエスカレートしてきた全米オープン賞金額。果たして明日から始まる全米オープン(ペブルビーチGC)で、この高額賞金を手にするのは誰だろう。

(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 6/12)

「タイトリストのメジャーマーケティング」(2019.06.18)

 タイトリストはゴルフボールのNo1だと世界的に知られている。全米オープンでプレーヤー達が使用してきたボールも、71年間連続して他のどのブランドよりも頼られてきている。タイトリスト社によれば、今回の全米オープンでも、104名のプレーヤー達が、タイトリストのPro V1かPro V1xをペブルビーチでティーアップしており、これは2位のゴルフボールメーカー18名の約6倍に当たるとのことだ。また優勝したゲーリー・ウッドランドと2位のブルックス・ケプカ、両者共にタイトリストでプレーしたが、二人とも特に使用契約を結んではいなかったとのこと。ちなみに、ウッドランドは、PGAツアー、ウェルズファーゴ選手権からPro V1を使い始めて、全米オープンは彼にとって、4試合目だった。また、全米オープンでアマチュアとしてローズコアの新記録を記録したヴィクター・ホヴランドもPro V1を使用していたそうだ。

 2000年以来初めて、タイトリストは同時に全米オープンで最も使われたドライバーにもなり、38本(24%)を記録した。最も多かったのはT3で26名だった。優勝したウッドランドはピンのG410 Plusを使用していた。タイトリストでその他多く使用されていた部門は、ハイブリッド(18本/29%)、アイアン(41本/26%)、ウェッジ26%)、ウェッジ(190本/44%)だった。

 タイトリストは、同社としては珍しく、全米オープンでいくつかの新製品も紹介している。同社のT100、620CB、620MB新製品アイアンはペブルビーチで初めてツアープロに提示されている。同社によれば、キャメロン・スミス(T100 Black/4-9、U-500 3アイアン)、チャールス・ハウエルIII(T100/4-8、620CB/9-PW)は、今回初めて競技で使用された新製品だったそうだ。

(Golf Biz.net WSG Daily Pulse 6/17)

 PGAツアーでボールの圧倒的使用率を誇るタイトリストは、クラブでもツアーイベントを利用しプレーヤー達に紹介。テストさせ使用率を向上させ、その結果をPRに展開する戦術をとっており、ネットやSNSで拡散されることにより、大きなマーケティング成果をを上げているようだ。

「ピラミッドマーケティング」(2019.06.21)

 この数十年、ゴルフ用品メーカーは、ピラミッド効果(Piramid 0f Influence)に焦点を絞ってきた。例えば(ピラミッドの上部)上級プレーヤーやクラブプロは、特定の製品に対して他のゴルファーに影響を与える助けになる。そしてPGAツアーはそのピラミッドの最頂点を意味する。ゴルフ業界がいろいろな面で変化してきたとき消費者は影響を受けてきただろうか?

 米国ゴルフ関係調査会社、ゴルフデータテック社はこの問題に注目し、この件にかんする三回目の調査結果、2019年度ピラミッド評価(Assessing th Piramid 2019)を発表した。この調査では、ゴルフ用品メーカーが製品を発表、販売してきたことの基礎となったピラミッド効果の関係を調べている。2019年度調査に於いては、単に伝統的なハンディキャップに関してのみではなく、他の意味のあるセグメンテーションについても掘り下げている。

 ゴルフデータテック社共同経営者、ジョン・クルジノウェク氏は「3,000人以上のシリアスゴルファーの回答を得て、この第三版ピラミッド評価は、ゴルフ業界のマーケティング辞書的なものとなっている。この数十年、ピラミッド効果は、確立された経営ツール、製品販売促進、コミュニケーション、そして殆どのゴルフ主要ブランドの販売促進プランになってきた。そのピラミッドの本質は、全てのスキルレベルのゴルファーが、より上達することを望んでおり、腕前に関係なく自分より上手なゴルファーを見上げていることにある」と話している。

 今回の調査のハイライトは、ピラミッドの頂点(最低ハンディキャップ領域)からの意見や行動と、底辺レベル(高ハンディキャップ領域)のものとの比較に焦点を当てていることだ。サンプルサイズは実質的であり、データは伝統的なピラミッド効果のみならず、様々な影響要因(先端のイノベーター、頻度が高い購買者など)も含んでいる。オピニオンリーダー、ブランドロヤリティー、同時に従来からの分類要素、年収、年齢、性別、プレーする施設も含まれている。

 このデータ分析は、現在使用中のドライバー、アイアン、ゴルフボール、シューズ、購買頻度、小売チャンネル、購買動機、購買行動、ブランドロヤリティー、メディア印象、その他に焦点を当てている。

 クルジノワク氏(前出)は「マーケティングにピラミッドを使用しているブランドは、最高レベルのプレーヤーに素晴らしい製品、サービス、性能を与えることの開発に成功しており、見返りとして、それらのプレーヤーが他のレベルのゴルファーの中で噂が広がる効果を生んでいる。2019年データの結果からは、伝統的なピラミッドは依然生きてはいるが、中高ハンディキャップのゴルフクラブ購買行動に基本的な変化が起きていることを観察している」と話している。

 この調査資料の入手は、ウェブサイトwww.golfdatatech.comから購入できるとのこと。

(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 6/20)

「デシャンボーのクラブ総取り換え作戦」(2019.06.26)

 ブライソン・デシャンボーは、変化を恐れないが、それはクラブについても言える。先週行われたPGAツアーイベント、トラベラーズ選手権で、第三ラウンドを64で回ってきたデシャンボーは、自分のクラブをいろいろ修正したことを明かした。「自分はパターを替えたし、アイアンのシャフトも換えた。加えてドライバーのシャフト、ヘッド、3ウッドのヘッドも換えた。文字通り、去年から使ってきた殆ど全部を取り換えた」とデシャンボーは話す。

「人は私のことをクレージーと呼ぶが、これが自分の方法だ。つまり全ての面でよりよくしたいのだ。自分にとってドライコンディション(好天)の時だけは上手くプレーしてきた。これは前にも言ったと思う。雨の日に如何に上手くプレーするかを見つけようとするのは困難だ」と続け「これは自分にとって大変だったが同時にうまく行かなかった。自分がもっと安定することが出来る異なる変化がわかり、和らげるのを見つけようとすることは、ゴルフが全ての状況でより安定することになる。実際に、それを見つけるために働くことは、ヘッド交換など多くのやるべきことがあると思う。そしてそれはうまく出来てきた」と話している。

 ゴルフ用具メーカーや小売業者は、デシャンボーのそのアプローチが熱心な消費者の用具探しに通じると、それを見るのを好んでいる。デシャンボーを除いて、誰も気象条件に合わせてクラブをそこまでいじらないだろう。

(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 6/26)

 さすが科学者デシャンボー、これまでも同一長さアイアンの使用や、ボール選び、コース戦略などで様々な科学的手法を活用してきたが、使用クラブの仕様変更にも大胆な手法を展開している。

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